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「もいもい」と「うるしー」って知ってる?効果はある?

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少し前になりますが、本屋さんで子供の

絵本を探していたときに、

「もいもい」と「うるしー」という、

1度聞いたら忘れないタイトルの絵本を

見つけました。

 

「あかちゃんがだいすきな絵は

おかあさんと逆でした」

という帯に書かれたコメントも衝撃的で、

今はこんな絵本があるんだー、

と思ったのを覚えています。

 

実はこの「もいもい」と「うるしー」

しっかりと赤ちゃんのことを考えて作られた、

赤ちゃん学絵本と呼ばれるものだったんです。

 

今回は、赤ちゃん学絵本「もいもい」と

「うるしー」について紹介します。

 

「もいもい」と「うるしー」ってなに?

こんなに特徴的なタイトルで、

タイトルからは全く中身が想像できない絵本、

「もいもい」と「うるしー」ですが、

誕生したのは東京大学の研究室。

 

随分ちゃんとしている絵本なんだなぁー

と思ってしまいました。

 

「もいもい」と「うるしー」は、

赤ちゃんを研究した上で作られた絵本なんです。

 

赤ちゃんの特性や好みを科学的に

検証、実験している、東京大学

研究室に「赤ちゃん学絵本プロジェクト」と

呼ばれる研究室があるんです。

 

赤ちゃんの脳波を測定したり、

赤ちゃんの反応を見たり、

科学的な研究をして赤ちゃんの好みを

集約し、そこから生まれた「もいもい」と「うるしー」。

 

さぞかに赤ちゃんが好きなんだろう!

 

と思い、1歳半になる姪っ子に購入してみました。

 

子供の反応は?

どれだけすごい反応をしてくれるのかなー

と、期待しながら1歳の姪っ子に渡して

みたのですが、

いまいちリアクションは薄めでした。

 

ただ、いつも読み聞かせで使っている絵本は、

「聞いているだけ」

というリアクションのようですが、

 

「もいもい」と「うるしー」は、

絵本を触ったり、本自体に興味を示しました。

 

やっぱり普通の絵本とは違いがあるようです。

 

ちなみに、1歳の姪っ子のほうが

対象年齢には近いと思うのですが、

面白そうに興味津々で近づいてきたのは、

3歳のお姉ちゃんのほう。

 

セリフを面白おかしく読んでみると、

けらけら笑いはじめました。

 

ストーリーはほとんどなく、

単語や、効果音のようなセリフですが、

効果を実感するようなリアクションを

引き出すためには、読み手の心意気が

重要なんだと感じました。

 

「もいもい」と「うるしー」のデメリット

いくつかデメリットに感じた点もあります。

 

①絵本がペラペラ

赤ちゃん学絵本として、赤ちゃんを研究し、

赤ちゃんのために作られた絵本ですが、

薄いペラペラの紙で内部のページが構成

されているので、赤ちゃんに渡すと手を切って

しまうことがあるのではないかと

思ったのが残念です。

固いハードブックで出来ていれば、赤ちゃんに

渡すことも出来るのになぁーと

思いました。

 

②思った以上に薄いリアクション

若干期待しすぎてしまったところも

あるのですが、もっと「ギャハハハ」と

笑ってくれるかなぁーと思ったのが

正直なところです。

テレビで「もいもい」と「うるしー」を

紹介している、保育園の様子だとかなり

受けていた様子なので、子どもにも

よるんだろうなぁーとは思いますが、

あまり期待しすぎるのはよくないかもしれません。

 

読み聞かせを1対1でして喜んでもらう

というより、大勢の前で読んで、

みんなが笑うからつられて笑う

というような状況のほうがいいかもしれません。

 

赤ちゃんの絵本選びの参考に

「もいもい」と「うるしー」は

赤ちゃんのことを考えて作られた

という絵本なだけあって、

赤ちゃんの絵本選びにおすすめしたい

ポイントがぎっしり詰まっています。

 

①単純なイラスト

月齢が小さいうちは特に、

絵をキャラクターとして理解するより、

単純なイラストのもののほうが

見やすいのだと思います。

絵本を選ぶときに、可愛いイラストのものや、

ほっこりするようなものより、

はっきりした単純なイラストを基準に

選んでみましょう。

 

②ストーリーはなくてもいい

お話を理解するようになるのは、1歳頃からの

読み聞かせ絵本を選ぶときには

ストーリー性があるものを少しずつ

取り入れていくのがおすすめです。

月齢が小さい頃に読む本は、

「もいもい」と「うるしー」のような

ストーリーよりも、単語のリズムや

単語の響きを楽しめるものがおすすめです。

 

③はっきりした色使いのもの

月齢が小さいうちに認識出来る色は、

原色系のはっきりした色味です。

「もいもい」と「うるしー」の中では、

「うるしー」のほうが特にはっきりした

色味を基準にされています。

 

まとめ

「もいもい」と「うるしー」は赤ちゃんを

研究して作られた絵本です。

面白い視点で絵本作りをするなぁーと

感じました。

 

絵本としても面白く、「こういうのがいいんだ」

と思う部分も多いのですが、

赤ちゃんの好みを反映させた絵本を参考に、

赤ちゃんに関わるものを選ぶときに

応用できるんじゃないかな、と思いました。

 

面白い絵本なので、1歳未満の赤ちゃんへの

絵本探しに迷ったら、ぜひ手に取って

見て欲しいと思います。